2010年07月12日

逆援助 女たちの歴史

今月8日より放送を開始したドラマ、『もやしもん』。フジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」の中で放映される、初の実写ドラマである。その登場人物の中でひときわ注目を浴びているのが、白衣の下にボンテージ、そして手には鞭という妖艶女王様キャラ・長谷川遥を演じる、加藤夏希。理想的なモデル体型の持ち主であり、また芸能界きっての「アニオタアイドル」としても知られている。同時に、なかなかの「S顔女優」として、世のM男たちからの人気を集めているという噂も。それらのことから、彼女に白羽の矢が立ったものと思われる。原作キャラと見比べてみても、加藤夏希という人選は、非常に納得のいくものである。

 ところで、『もやしもん』の長谷川遥のような特徴的な例だけでなく、近年のドラマ作品では昔に比べ、明確に「S女」として描かれる役どころが増えている。
 近年では、小中学生の間でも「ドS」「ドM」といった言葉が通用しており、サディズムやマゾヒズムが「変態」であることの象徴であった昭和期と比べると、その敷居の低さがうかがえる。理由としては、にしおかすみこや椿鬼奴といった「女王様芸人」の登場のほかに、民放ドラマの果たしてきた役割が大きいのではないかとも感じられる。

 地上波ドラマでSM的なシーンを見かける機会が急激に増えたのは、バブル期のことだった。それまでは文学と映画の世界にとどまっていたSMという要素が、風俗店街におけるSMクラブの増加などに伴って、地上波という最もポピュラーなメディアに登場するようになったのが、バブル期だ。好例と言えるのが、1991年の『もう誰も愛さない』(フジテレビ系)。復讐の鬼と化した女・田代美幸を演じる山口智子が、自らを謀略にかけた沢村卓也を演じる吉田栄作に足を舐めさせるシーンが登場し、SM行為は「報復」として描かれていた。

 90年代も中頃を迎え、列島を不況の寒風が襲うようになると、『東京ラブストーリー』(同)など、かつて一世を風靡したゴージャス系のドラマは共感を得られなくなる。その代わりに台頭したのが、「同情するなら金をくれ」の名ゼリフで一躍話題となった、『家なき子』シリーズ(日本テレビ系)。この中で、安達祐実演じる薄幸の少女・相沢すずに対して、非道な言葉責めを浴びせかけた「ドS少女」が、榎本加奈子の演じた木崎絵里香お嬢様。当時学齢期にあった子どもたちも多数この番組を見ていたことから、絵里香お嬢様のような「S女」の類型ができていったと考えることもできる。

 女王様キャラを完成させたと思われる作品のひとつが、江角マキコが坪井千夏を演じた、『ショムニ』(フジテレビ系)。平均視聴率20%という驚異的な記録を叩き出したこのドラマは、「S女」が登場する映像に対する世間の需要の高さを示すこととなった。

 そんな地上波ドラマの「SM傾向」に一層の拍車をかけたのが、良家の家庭という閉鎖的な環境を舞台にした昼ドラ『牡丹と薔薇』(同)の大流行。このとき、悲劇のヒロインを演じた大河内奈々子に対して「役立たずのブタ!」と苛烈に罵った小沢真珠の株価は急上昇し、以降の本人の女優としての路線を決定付けた。

 小沢真珠同様に、サディスティックなキャラクターで印象づけられている女優といえば、元宝塚の天海祐希。特に彼女のドSキャラが発揮されているのが、教育界に一石を投じた『女王の教室』(日本テレビ系)だ。題名の通り、学級の女王として厳然と振る舞う女教師を描いたこのドラマには、「残酷過ぎる」とのクレームも殺到。

 それ以降の5年間でも、S女が重要な役どころとして登場するドラマは数多く製作されている。『電車男』(フジテレビ系)の白石美帆、『怨み屋本舗』(テレビ東京系)の木下あゆ美、『嬢王』(同)の辰巳奈都子などの「イジメっぷり」は、一部の視聴者層から礼賛されている様子だ。
posted by 泰隆 at 17:57| Comment(15) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月18日

逆援助 郷里大輔さん

機動戦士ガンダムのドズル・ザビやキン肉マンのロビンマスク、魁!!男塾の江田島平八、ドラゴンボールのミスター・サタン役、テレビ朝日系の「TVタックル」のナレーションなどで有名な声優の郷里(ごうり)大輔さんが亡くなったことが明らかになりました。

亡くなっていた現場の状況から自殺とみられています。

東京新聞社の報道によると、1月17日の午後3時ごろに東京都中野区の路上でニュース番組のナレーターなどとしても活躍している声優の郷里大輔さん(57歳)が腕から血を流して死亡しているところを通行人が見つけたそうです。

中野署や関係者によると、郷里さんは路上でうつぶせに倒れており、現場の近くからは刃物に加えて遺書が見つかったことから、自殺とみられています。

なお、郷里さんは太く迫力ある声に定評があり、機動戦士ガンダムのドズル・ザビや機動戦士Zガンダムのバスク・オムといった悪役に加えて、ドラゴンボールのミスター・サタンなどのコミカルなキャラクターなども演じてきたため、一度でも声を聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
posted by 泰隆 at 17:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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